箱を開けると美しいオルゴールの音が聞こえ、閉じると音がやむ。美しい音に加え、この仕掛けに魅了され、うっとりと聴き入ったのは何時の頃だったのでしょう。

 お誕生日に祖母に買ってもらった赤い蓋の上に、真珠がひとつ飾られたオルゴール箱は、蓋を開くと「エリーゼのために」のフレーズが響き、指輪やアクセサリーを入れるところには赤いフエルトが敷かれていました。 
 
 「大事なものをここにしまうのよ」と言われ、ちょっぴり大人の気分を味わいながら、優雅で余韻のある美しい音色を何度も何度も繰り返し楽しんだことを今でも覚えています。  

 幼少の頃「音楽家になりたい」そんな夢を描いたのも、ピアノ曲を奏でるこのオルゴールとの出会いがあったからかも知れません。

 オルゴールの美しい響き。それに加え、鍵の閉まる秘密の箱の魅力はその後、私にとって格別な存在となりました。オルゴールの響きは誰をも心地よい気分にさせる不思議な魅力があります。

 私は今、フルートとオルゴール音の融合という奇想天外な音のコラボにも魅せられています。オルゴール音との思い出はありますか。