秋の気配を感じる季節となりました。あの灼熱の太陽の下で鳴いていた蝉の声も聞こえなくなり、いつの頃からかやさしい秋の虫たちが、夜の暗闇に色どりを加えるようになりました。

 この季節になると私たちの大好きな日本の叙情曲、童謡、民謡などを口ずさみたくなるのはなぜでしょう。秋の曲といえば「赤とんぼ」「小さい秋」「紅葉」 などたくさんあります。秋の夜長、懐かしい光景を思い出しながら、日本の曲をもう一度思い出してみませんか。私たち日本人が愛してきた自国の音楽。文化と 風土に培われた美しい旋律には、大変な魅力があることに驚くことでしょう。
 
 私はフルートを吹くようになって、洋楽器にもかかわらず、その音色に日本の曲が大変マッチしていると感じレパートリーに加えています。四季のある小さな 島国である日本で歌われ伝われた曲。詫びさびを旋律で表現された曲の数々。どこか郷愁を誘うメロディーには不思議な魅力を感じます。もう一度、聴いてみま せんか。わが、日本の曲を。