新しい年が明けました。なんとなくすっきりしない関東の空を眺めながら、東北や北陸の大雪のニュースをきき、寒さに弱い私にとって、春が待ち遠しいと思いました。

現在、横浜に住んで15年あまり、ここに住んで、新年を迎えて初めて耳にした音は今でも印象深く記憶しています。深夜というにも関わらず、いっせいに鳴り響いた「汽笛」の音は、飛び上がるほどの驚きの音として記憶しています。それと同時に、港町横浜で迎える新年だということを強く意識したことを覚えています。
 

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昨年暮れ、夏に訪れた金沢の地がとても素敵だったので、知人のお勧めの白川郷に行ってきました。前日までは天気予報に逆らい、青空の見える乾燥したお天気でしたが、暗く重い雲が静かに移動してきたと思ったら、白川郷に入る前日から雪が音もたてず降りだし、一面を雪景色に変えてしまいました。一日に50センチも積もらせてしまう雪に、うれしいやら、驚くやら。雪景色の白川郷を訪れたかった私にとって、うれしい雪の降りだしでした。

白川郷は美しい雪景色でしたが、訪れた民家の方は、「もう雪は充分。これで終わりにしたいのわ。」と、昨日降り出した雪を眺め、囲炉裏に手をかざしながら言っていました。
雪国では、お餅のように積もった雪が、すべての音を飲み込むかのように、音があまりありません。街を歩いていても、鳥や犬の鳴き声も、勿論、人の生活音も聞こえてきません。
時折、ゆっくりと走る車が雪をかみ締めるかのようなタイヤの音が聞こえるだけです。

その後、雪景色をテレビで見るたびに、物静かな白川郷の人々と美しい無彩色の雪景色を思い出して、ゆっくりとした街のリズムを懐かしんでいます。
以前、大雪のニューヨークを訪れたことがありましたが、白川郷で感じた街のリズムとは全く違う印象を受けたことを思い出しました。

今年は街で聞いた音やリズムを意識して楽しんでみようと思います。そんな、街の音やリズムをこのコラムで紹介します。
また、こんな音をみつけたという話も是非、聞かせていただけたらと思います。
 

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今年はお正月の番組で、「イングリッシュガーデン~横浜の薔薇~」という私が作曲した曲を紹介させていただく仕事からスタートしました。私の住んでいる横浜の市花は薄いピンク薔薇です。横浜にいらしたら、イングリッシュガーデンを訪れ、その薔薇をみてください。そして、私の作曲した曲もお聴きいただけたらと思います。
横浜の街の音、リズムもこの旋律に描いたつもりです。
では、今年もよろしくお願いいたします。 

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