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音楽は世界共通語・・・。話せなくても何時間でも音を通じて会話ができる。音楽にはそんな力があります。

数年目から、ジョイントさせていただいている、クロアチアのザグレブ弦楽四重奏団とのコンサートが、先日無事終了しました。モーツアルトのメルヘン・オペラ「魔笛」に加え、バッハの「管弦楽2番」やパッヘルベルの名曲や、私の作曲作品「谷戸の風」を共演させていただきました。

以前、海外アーチストとの共演のため、英会話を勉強し、その日に備えたことがありました。リハーサルのときに、通訳の方から、彼らはチェコ語かフランス語、もしくはドイツ語で・・・といわれ、驚いたことがありました。もうかれこれ、10年以上も前のことですが。

そのときも、演奏をはじめると、不思議なことに話せなくても音符が音に変わっただけで会話をし、意思の疎通をはかれるということを実感しました。
「音符は言語?」と感動した覚えがあります。
 
クロアチアのザグレブ弦楽四重奏団との演奏会は、当分日本公演はありません。ひとりでも多くの方に彼らのすばらしい響きを楽しんでいただきたかった。と、今も思っています。

第一ヴァイオリンのゴラン・コンツァル氏は今後ソロ活動に転身のため、今回のメンバーでのザグレブ弦楽四重奏団の響きは最後の最後となりました。
 
海に面した美しいクロアチアの国に生まれ育った彼らの演奏は、緻密で純粋な響きを特徴とします。真面目で温厚な気質が、暖かい音楽を作るのかも知れません。安定感のある彼らの弦の上に、私のフルートの音をのせる・・・音が紡ぐ詩的な音の響きは、神奈川県民ホールのパイプオルガンにも共鳴しているかのようでした。会場という空間の空気の中を、見えない音符の妖精が踊る・・・そんなひとときを感じるコンサートでした。

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