IMG_0205.JPG私の作曲作品「小泉八雲の子守歌」を演奏しに隠岐の島に行ってきました。
以前訪れたときに、奈須神社の宮司に八雲の詞に旋律をつけてほしいという話をいただき、その島で歌い継がれたその子守歌のテープをいただいたのがきっかけです。その後、その曲は私の心に残る日本のうたシリーズのコンサート「小泉八雲の世界に遊ぶ」と題したコンサートで初演し、オリジナルのCDにも録音しました。

八雲は新聞記者として日本(横浜)に上陸、旅の末、島根に永住。隠岐の島にも來島しています。今回は、隠岐來島120周年記念事業として、日本全国からの八雲研究家はじめ、八雲の末裔、小泉凡氏、そして、八雲を愛する人々が集まりました。
 
八雲が愛したその島は、日本にもこんなゆっくりとしたところがあるのね。というほど、穏やかな空気の流れる所でした。島の人々は、自然大好き、人間大好き、八雲大好き・・・・・の方々。一度訪れると、永住したくなる人が多いという不思議な魅力のある島だといいます。

IMG_0165.JPGIMG_0190.JPG今回は、島根を代表する幻影舞台の「母の子守歌」という舞台に、私の作曲作品「小泉八雲の子守歌」を奏でさせていただきました。そして、波の音に乗せるかのように、小泉八雲の世界観からプログラムした曲を演奏させていただきました。島中に響きわたるフルートの音。波の音に重なり、月夜の下で、味わい深い自然音との競演をさせていただきました。

子守歌と波の音、そして四方八方から吹く風の音・・・何度も繰り返すという共通の響き・・・。究極の眠らせ歌の響きとなりました。
 
5月の下旬だというのに・・・凄く寒い夜でした。フルートに吹き込む白い息がライトに照らされ、急激に体温を吸い取られていく気分を味わい、照明に照らされた私の色白こと。海を照らす先日のまぶしい太陽の強さがうそのよう夜の透き通るような響きでした。
 
自然の演出も加わり、摩訶不思議な八雲の世界を経験しました。