michikohayashi_sawawa009.jpg

まだ東京では冷え込みも穏やかだった11月下旬、長袖一枚に暖かめのストールを巻いて、ひんやりと心地よい晩秋の空気を味わいながら、近所のスナップ撮影に出ました。路上に見える景色にもだんだん枯れた色合いが多くなるなか、ポインセチアの鉢などが並び始めた花屋さんの店先はひときわ華やか。しばし花を眺めて楽しんだ後、立ち去ろうとして、ふと、そのなかでも燃えるような一角に目がとまりました。

よく見ると、釣り鐘型のちいさな花が寄り集まって咲いていました。ひとつひとつの花はとても小さく、咲き始めはやわらかなサーモンピンクで先き進むにしたがってどんどん紅色が濃くなっていくらしい…小さな花がたくさん集まり、株もまたたくさん集まり、いくつも鉢が並んで…その一角だけ、ほんとうに紅い炎が燃え立っているようでした。
 
花の名前は “Winter Fire” 。そろそろ冬の気配に身も心も冷えこみがちな時節柄…ふっと心のなかに明るく灯が点るような可憐さでした。

この花はエリカの園芸品種で冬咲きのもの、南アフリカ原産だそうです。冬咲きとはいえ寒風に小さな花を震わせながらじっと耐えている可憐な姿に、ふと東北の方たちの長い冬を辛抱強く持ちこたえる姿が重なって感じられ… 思いめぐらすと…被災され避難先や仮設住宅等で不自由な暮らしを余儀なくされている方たちは、この冬、どれほど厳しい寒さを味わわれていることでしょうか。。微力ながら…身も心も寄せあって、すこしでも心身ともに温まる日々をおくれますよう、心よりお祈りいたします。

いま東京で、自分一人の暮らしもなかなかままならないような状況の私が、現実的な支援に大きな力を発揮することは難しいけれど… せめて、折り有るごとに、そのときできるささやかな行動や祈りを捧げつづけ、月日とともに意識から薄れていってしまわないように、心がけていたいと思います。
 
**

こんな風にブログの原稿を書いて、一晩寝かせておいたら… ちょうどタイムリーに、Facebookでこんなプロジェクトをみつけました!

「ふんばろう東日本支援プロジェクト」
◎お知らせ:冬物家電を5000世帯に無料でお届けします
http://fumbaro.org/news/2011/12/5000.html
◎ハンドメイドプロジェクト
http://fumbaro.org/about/project/handmade/

私自身が直接、このプロジェクトの運営に携わっている方たちを存じ上げている訳ではないのですが、ぜひハンドメイドプロジェクトに参加してみたい!と、なんだか嬉しい気持ちになってきました。

たとえ一人一人の力は小さくても、志のある方が寄り集まって少しずつでも支援できることをしていけば…それがいずれは大きな温かなパワーになるのでは… この可憐な “Winter Fire” のように。