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ここのところ、恐山や蔵王の山に登っていたけれど、どちらも車で登っていただけで、
それでも山の新鮮な空気と神聖さと頂上からみる景色に夢中になっていて、
そんな流れでか、とうとう念願であった富士山への登山を敢行してきた。
 
いつ頃からか登りたいとはおもっていたのだけど、どこか他力本願で実現せずに日が過ぎていた。
両親が10年ほど前に仲良く富士登山に挑戦しはじめて、3回ほど登っていちどだけ登頂していた。
そんな姿を見ていて、いつか登りたくなるのなら若いうちに、と思ったのもあったのだけど、今年おもいたって登ることにしたのは、どこかで父のことも影響していたのだろうか。
自分でもよくわからないのだけど、不思議なほどなにかに強く突き動かされるように無性に登りたくなり、強行なスケジュールのなか決行することとなった。
 
幸いお天気にも恵まれ、満天の星空のもと時々振り返ると流れ星がみえたりするなか登り、頂上で晴れ渡った空に昇ってくるご来光をみることができて、ありきたりな表現だけど本当に感動した。
ただ景色に感動するだけでなく、想いを成就した感動と、なにかすべてに感謝したくなる気持ちに包まれる感動と、すべてが交ざっていたとおもう。
じつはご来光をみたのは、まだ人生でも2度目だ。
日本で一番高い地点から見る世界は、宇宙的なスケールで地球をみることが出来て、そしてそれはやはりとても綺麗で、体の疲れなど吹き飛んでしまって、見とれた。
 
じつは私はときどき、魂は宇宙とつながっているように感じていたりする。
死んだら、宇宙から地球を見ることができるのではないかと想像してそんな景色がみれることを楽しみにしていたりする。
ここだけの話の自分のなかでの’死後の世界=極楽浄土’のイメージなのだけど、富士山からの景色はそんな空想に浸れるほど現実から離れた非日常の世界へと私の心を連れて行ってくれた。
 
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山岳信仰や修験道などへの興味が湧いていたところだったけど、こうして山を登って自分の体力と向き合うと、登り易くなった現在の十分な装備でも大変なのに、いったい昔の人はどうやって登っていたのだろうかと不思議で、人間の小ささと無力さを体感させられる山という大きな自然に、それを神聖視し、自然崇拝の対象として崇めてきた気持ちが良くわかり、そうしてまた太古の時代の山岳信仰へと興味は誘われる。
 
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お知らせ
 
現在、タリーズ麹町店にて私の作品が展示されています。
期間は未定ですが、9月いっぱいは展示されているかとおもいます。
展示期間が当初の予定よりずれたため、夏をイメージした作品たちですが、残暑の季節にかろうじて涼んでいただければと…。
お近くにお寄りの際には、ぜひのぞいてみてください。
 
TULLY's 麹町店
東京都千代田区麹町 3-3 丸増ビル 1F
平日 7:30~21:00 土日祝 8:00~19:00