ss0152_c.jpg

 
昨日は東京でも思いがけない大雪で、私は友人に会いに、ある事情でできれば少しでも早く会いたくて、浅草まで赴いたところ、「雪の中をありがとう」と友人の粋な計らいで今半の別館で食事を頂くという、雪景色をみながら風情のあるしっぽりとした時間を過ごして、とても記憶に残る1日となった。
 
なぜだろう、雪の日は外の寒さと反比例するように私は不思議と暖かさを感じる。
空気は冷えているはずなのに、体の芯は暖かいような、そして深深と降り積もる雪景色を見ていると何故か心の奥から暖かい気持ちになるのだ。
 
私はただ雪の中を訪ねることしかできなかったけど、ふと友人にもおなじように暖かい気持になってもらえていたら、とそう願った。
 
 
ss0154_c.jpg
 
 
昨年末から、個人的には少しツイているようなことが続いて、年始に金沢の美術館へ訪れた際には、お気に入りの気多大社へお参りをすると’大吉’だった。
能登半島にある日本海に面した気多大社の裏には「入らずの森」という原生林が守られていて、その前にたつと太古を感じることができるような神聖な気持ちになる。
NYへ行くまえにもここへ来ておなじように’大吉’をひいたことを懐かしく思い出し、喪中だというのに神社へお参りしてはいけないということを浅学のため知らず、後で気付いたときには申し訳なく思いながらも、自分のなかでは有り難く嬉しい気持ちで今年を迎えれたように思う。
 
 
ss0153_c.jpg
 
 
金沢へ向かう日も、昨日とおなじような大雪で、とても寒かったのだけど、こうしてみると荒れた日本海も寒々しくもあり手足が冷たかった肌の感覚はまだ忘れていないのだけど、人の記憶は喉元を過ぎればということなのか、不思議と胸には温もりを持って思い出す。
 
どんな出来事でも人の記憶では美化することが出来るのかもしれない。
そこにほんの小さなきっかけや要素があれば。
 
だから雪の中を一緒に過ごしたという記憶がいつか暖かく感じられる思い出になってくれたら。
 
ただそんなことを思うと同時に、自分自身もこれからの時間をそういう思いで過ごして、写真に残していけたらと、新しく目標を掲げる年の初めとなった。
 
ss0155_c.jpg
ss0156_c.jpg
 
 
遅ればせ、2013年が、皆様にとって素晴らしい良い年となりますように。
本年もどうぞよろしくお願い致します。