無数の眼と手が歴史をつくる―。 榎戸庄衛 初の検証、初の大回顧展! 

 

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kodaijinzunou.jpg茨城県出身の洋画家、榎戸庄衛(1908~1994)の初めての大回顧展を開催します。桜川市(旧岩瀬町)に生まれた榎戸は、高校卒業後に上京して太平洋美術学校に学び、戦前は堅実な具象画を描いて官展で特選となるなど頭角を現しました。

1949(昭和24)年に牛島憲之らと立軌会を結成後は在野となり、画風は抽象化します。土器や埴輪など「埋もれた歴史」に取材した構成的な作品、根源的な姿を追究して独自の画境を拓いた「原始」、人体の一部を用いた現代人の風刺的肖像など、短期間で目まぐるしく作風は変化しました。しかし、その根底には恒に現代社会への批判と、古代への深い共鳴があったと言えます。 

没後17年を経た現在、画家の油彩画集が未刊行であることなどから、十分な検証を経ないまま、その足跡が失われつつありました。 

本展では、官展、立軌会展、現代日本美術展などの出品作をはじめ、代表作ともなる約60点の油彩画を集め、当時の画壇で評価を得た画家の活動をくわしくご紹介します。 

[関連催事(予定)] 
◆講演会「榎戸庄衛の作品にみる原始の姿」 
 日時:11/6(日) 午後1時30分~ 
 会場:美術館2階講座室(参加自由、定員30名、入場無料) 
 講師:阿久津 久氏(元・茨城県立歴史館学芸部長) 
 
◆土曜講座「榎戸庄衛展を語る―人と芸術、展覧会の舞台裏など」 
 日時:11/12(土) 午後1時30分~3時頃 
 会場:美術館2階講座室(参加自由、定員30名、入場無料) 
 担当:吉田 衣里(つくば美術館学芸員) 
 
◆ギャラリートーク 
 日時:10/29(土)、11月20日(日)各日午後1時30分~2時30分 
 会場:展示室(参加自由、入場券をお持ちの上ご参加ください)