30年以上の写真家生活の中で出会った作家・文筆家など90人の肖像を集めた写真展

 

takaoka.jpg私たちが肖像写真に魅了されるのはなぜなのだろう。それは、人間の顔には魅力があり、肖像写真はその内面を端的に写し出すからだ。しかし、同時に人間は顔を巧みに使い自らを覆い隠し、そのイメージをつくり出す。写し出された顔には謎も多く、それもまた偽らざる魅力である。とりわけ独自の個性を持つ作家・芸術家たちの肖像は、彼らの感性や美意識を表現する手段であり、ある種の雰囲気を纏っている。そうした被写体に出会い撮影することは写真家の創造意欲を大いに刺激するものである。 

人物写真家・タカオカ邦彦にとって、写真は「被写体との出会い方」の凝縮された表象である。「icons - 時代の肖像」と名付けられた本展は、タカオカが30年以上の写真家生活の中で出会った作家・文筆家など90人の肖像を集めた写真展である。この中で被写体は、時代の偶像―すなわち「icon」としてたち現れる。ある作家は無意識にカメラの前に立ち、ある作家は自らの想いやイメージを表現する。その写真を通して、私たちは作家たちが語りかけるもうひとつの「物語」を感じ取ることができるだろう。 
 

【関連イベント】 
◎タカオカ邦彦 トーク・イベント
アーティスト・トーク 
 日時:3月17日(土) 14:00~14:45 
 会場:町田市民文学館 2階展示室 
 申込:不要(直接展示室にお集まりください)