「神様の食べ物」カカオから始まるチョコレートの物語

 

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私たちが普段何気なく食べているチョコレートは、世界中でもっとも愛されている食べ物のひとつです。しかし、そんな一粒のチョコレートがどのような原料から作られ、どのようにして私たちの口に届くのかはあまり知られていません。

本展では、チョコレートの原料であるカカオ豆の小さな一粒を通じて、カカオを育む自然の恵み、チョコレートを発明した人類の智慧(ちえ)と工夫、そして、世界のつながりなどを約200点の展示物を通して明らかにします。

カカオの木の展示や、カカオ豆になった気分で体験できるチョコレートの製造工場コーナー、また、チョコレートの起源であるマヤ・アステカ文明の展示品など、様々な展示を通して、知っているようで知らないチョコレートの魅力をお楽しみいただけます。

この展覧会を見れば、誰もがチョコレート博士になれます!

※本展は、米シカゴの自然史博物館として世界的に知られるフィールド博物館が企画し、現在も全米巡回している展覧会をもとにしています。

[展示構成] 
【プロローグ】

展覧会会場に入ると、チョコレートでできたクジラと蒸気機関車がお出迎え!
本展はチョコレートの知られざる魅力をたっぷりとご紹介します。さあ、チョコレートの世界へ足を踏み入れましょう!

【ZONE1 チョコレートの原点〜カカオ】
チョコレートは、「カカオ」という植物の実の中にある種子からできていることを知っていますか? カカオの木は1年間に何千もの花をつけますが、そのうち実を結ぶのはほんのわずか。チョコレートはとても貴重な原料から作られているのです。カカオは「テオブロマ=神様の食べ物」という学名を持っています。このゾーンでは、カカオの木や実などを展示し、カカオについて詳しく紹介します。

【ZONE2 チョコレートをめぐる歴史】
チョコレートの起源は、マヤなど中米の古代文明で王族や支配階級の人たちに好まれたカカオの種子をすりつぶしてつくる飲み物でした。約4000年前から中米で神聖なものとして珍重されたカカオの飲み物は、16世紀にヨーロッパへと渡ります。そこで、19世紀半ば、私たちの知る「食べるチョコレート」へと生まれ変わります。
長い歴史の中で、カカオ、そしてチョコレートはどのように私たちと関わってきたのでしょうか。古代マヤ・アステカ文明や西欧社会でチョコレートのために使われた食器を再現展示し、チョコレートの歴史を振り返ります。

【ZONE3 チョコレートと日本】
日本にチョコレートが伝わった正確な時期は分かっていませんが、江戸時代後期、西欧と交易を行っていた長崎で、“しょくらとを”(=チョコレート)に関する記述が残っています。江戸時代以降、チョコレートは日本人にどのように受容されてきたのでしょうか。
このゾーンでは、日本人とチョコレートの歴史をひも解いていきます。また、私たちに馴染みのある人気のチョコレート商品が大集合! 懐かしいテレビコマーシャルや歴代のポスター、パッケージなどがずらりと並び、子どもから大人までお楽しみいただます。

【ZONE4 チョコレートができるまで】
チョコレートはカカオの栽培から始まり、多くの人々の手による複雑な加工プロセスを経てようやく私たちの口に届きます。その工程には、人々が智慧(ちえ)を絞って編み出した、創意工夫が秘められています。実は、チョコレート工場は化学の宝庫なのです!
さあ、カカオ豆になったつもりでチョコレート工場に入ってみましょう。最後にはあなただけのチョコレートができあがっているかも!?

【ZONE5 チョコレート・プロムナード 〜チョコレートをもっと知ろう】
「チョコレート・プロムナード」を歩きながら、奥深いチョコレートの世界を見てみましょう。ここでは、様々なチョコレートの種類や、チョコレートづくりの職人「ショコラティエ」が手がけるチョコレートなどについて紹介します。

【ZONE6 チョコレートの未来】
世界中の人たちに長く愛され続けてきたチョコレート。さまざまな生き物のめぐみ、そして、世界のつながりによって、私たちの手元にチョコレートは届いています。これからもおいしいチョコレートを食べ続けられるように、私たちがいま心にとどめておくべきことを感じてみましょう。