国内外で注目すべき活動を展開する現代作家を取り上げ、個展形式で紹介

 

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国内外で注目すべき活動を展開する現代作家を取り上げ、個展形式で紹介する「アーティスト・ファイル」展。5回目となる今回は約2年ぶりの開催となり、海外の作家3名を含む8名の作家が参加します。出品作家は30代から60代まで世代も幅広く、表現メディアも多様ですが、いずれも芸術表現の無限の可能性に挑みつつ、社会を真摯に見つめ、自己と向き合いながら、ひたむきに制作に取り組んでいます。彼らの作品をとおして最新のアートに触れていただくとともに、本展が、我々が生きる複雑で豊かな世界を静かに見つめるきっかけとなれば幸いです。

[展覧会の見どころ]
「アーティスト・ファイル」展とは

2008年に第1回展が開催され、今回が5回目となる「アーティスト・ファイル」展。新しい美術の動向を紹介する、という国立新美術館の重要な使命の一つを果たすため、継続的に開催する展覧会として企画されました。現代の美術状況を俯瞰すべく、毎回、当館の学芸スタッフが推薦する作家の中から数名を選び、個展形式で紹介します。

多様な表現とダイナミックな展示
「アーティスト・ファイル」展は、特定のテーマを設けていません。それにより、様々な領域から注目すべき作家が集まり、今を生きる彼らの多彩な表現をご覧いただくことが可能になりました。天井高8メートル、2,000平米の広大な展示スペースを独立した空間に分け、各作家が独自の世界を展開します。本展でも絵画から写真、映像、大規模なインスタレーションまで、8名の作家を一人一人丁寧に、かつダイナミックに紹介します。

海外作家と幅広い世代の作家たち
「アーティスト・ファイル」展の出品作家には、年齢や国籍の制限はありません。今回は5名の日本人作家のほか、イギリス、インド、韓国から3名の作家が参加します。30代から60代まで幅広い世代から選ばれた作家たち。今後の活躍が期待される若手作家の作品だけでなく、既に長いキャリアを持ちながら、これまで日本の美術館での大規模な展示の機会が少なかった作家の新たな展開も紹介します。

多数の新作を発表
出品作家8名のうち6名が、本展にて新作を発表します。東亭順と利部志穂、國安孝昌は、広い展示スペースを生かした大規模なインスタレーションを発表します。中澤英明は本展のために、30点余りの新作の絵画を制作しました。志賀理江子は11月に仙台で初めて発表する写真作品を、ナリニ・マラニは「ドクメンタ13」(2012)の出品作として話題になった映像作品を展示します。

丁寧な図録編集と作家情報のアーカイブ化
「アーティスト・ファイル」展は作品展示だけでなく、文字どおり、出品作家に関する情報をファイリングすることを重要な目的の一つとしています。展覧会カタログは作家ごとの8冊の図録で構成され、カラー図版とともに詳細な略歴と文献目録、および解説エッセイを収録します。また、展示の状況を掲載した記録集も会期半ばに出版します(別売)。このほか、作家に関する情報を将来にわたって収集し、今回までに40名の作家の情報がアーカイブ化されています。

[出品作家]
○ダレン・アーモンド○東亭 順○チョン・ヨンドゥ○利部志穂○國安孝昌○ナリニ・マラニ○中澤英明○志賀理江子○

[関連イベント]
○アーティスト・トーク
 
2月16日(土)14:00-15:30 國安孝昌
3月 2日(土)14:00-15:30 中澤英明
3月 9日(土)14:00-15:30 利部志穂

○ワークショップ
2月 24日(日)志賀理江子
3月 23日(土)國安孝昌

○パフォーマンス
3月23日(土)利部志穂
* 各イベントの日時や内容は変更となる場合があります。
 詳細、その他関連イベントについては当館ホームページをご覧ください。