あなたの知らない円空仏にあえる

 

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江戸時代・17世紀後半、北海道から近畿まで諸国を巡った円空は、滞在した村に仏像を残しました。現在、5000体を超える作品が知られ、出生地である岐阜県と隣の愛知県に集中しています。今回は飛驒・千光寺所蔵の円空仏を中心に岐阜県高山市所在の100体を展示します。

円空仏のなかでも屈指の名作「両面宿儺坐像(りょうめんすくなざぞう)」ほか、秘仏「歓喜天立像(かんぎてんりゅうぞう)」、地面に生えたままの立木に梯子をかけて彫ったという「金剛力士(仁王)立像 吽形(こんごうりきし(におう)りゅうぞう うんぎょう)」など初めて寺を出る円空仏も含まれています。

円空仏の多くは伐採した木を断ち割り丸彫りしたもので、鑿(のみ)の跡が残り、表面には何も塗られていません。2メートルを超す大作から5センチほどのものまで、木目や節が見える円空仏が林立する様子は飛驒の森が出現したかのようになるでしょう。この貴重な機会に円空仏の造形の面白さをご堪能ください。