現代かな書の象徴的存在・杉岡華邨の足跡を振り返る大回顧展

 

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現代かな書の象徴的存在で文化勲章受章の杉岡華邨(すぎおかかそん)は、辻本史邑(つじもとしゆう)から漢字書法の基本を学んだのち、尾上柴舟(おのえさいしゅう)の下で徹底した古筆の修練を積み、柴舟歿後は日比野五鳳から造形的美意識を学びました。

生涯を通じてかな書の本流を歩み、独自の書理論を作り上げ、2012年3月に98歳で亡くなる直前まで現役作家として強い創作意欲を持って作品を発表し続けました。また、源氏物語に表れた書の研究や、大阪教育大学教授として後進の指導にも努めてきました。

杉岡華邨生誕100年を記念した本展は、華邨の足跡を振り返る大回顧展です。日本芸術院受賞作「玉藻」、日本画家・中路融人(なかじゆうじん)との合作「最上川」、絶筆となった「近江京勧」などの額、屏風、帖、巻子、着物仕立ての作品や手紙、折帖に至まで幅広く100余点を展観し、杉岡華邨が弛まなく研鑽を続けた世界———華邨の書と人——をご紹介します。