百年を超えて歌い継がれる唱歌の世界を貴重な資料とともに紹介

 

 

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日本の音楽教育は唱歌教育から始まりました。1881年(明治14年)、文部省が音楽教科書として「小学唱歌(初編)」を発行、1907年(明治40年)には、唱歌が音楽教育として小学校の必須科目となり、1911年(明治44年)には、『尋常小学唱歌』が発刊されました。この中に「唱歌」といえば多くの人が思い浮かべる『故郷』『春の小川』『朧月夜』などが含まれています。

日本人にとって唱歌は誰もが耳にし、口ずさんできた、かけがえのない音楽文化です。お母様がお子様に歌って聴かせたもの、学校の授業で歌ったもの、友達どうしで歌いあったもの、今なお心の中に染み込んでいて、知らず知らずのうちに、口ずさむこともあるかと思います。

このたびの企画展では、百年を経ていまなお歌い継がれている唱歌を取り上げ、その歴史的背景を、各時代の音楽教科書やパネル展示、映像などで紹介します。
また、昔の教室風景を再現した展示コーナーも設置するほか、唱歌かるたや双六、錦絵、絵付レコードなど当時の貴重な資料も展示します。

四季折々の情景を思い起こし、豊かな季節感を味わい、幼かった自分の姿が、生き生きとした感情を伴って蘇る唱歌の世界。日本人の心に育まれてきた美しい心の響きを感じていただければ幸いです。