唐の四大家をはじめ、唐時代を代表する書の名品、そして唐時代の貴重な肉筆資料である敦煌写経を紹介。

 

0312toujidai-sho.jpg唐(とう)時代は、王羲之(おうぎし)が活躍した東晋(とうしん)時代とともに、中国の歴史上、書がもっとも高い水準に到達しました。唐時代の書の特質は、従来から培(つちか)われてきた書法を、誰にでもわかりやすく法則化した点にあります。特に唐時代の楷書は、理知的(りちてき)な審美眼(しんびがん)によって、非の打ち所のない字姿(じすがた)として完成しました。 
初唐の三大家、欧陽詢(おうようじゅん)、虞世南(ぐせいなん)、褚遂良(ちょすいりょう)によって確立された美しい楷書は、今も多くの人たちに学ばれ続けています。その流れは、顔真卿(がんしんけい)に受け継がれ、顔法(がんぽう)と呼ばれる表情豊かな楷書が作りだされました。 

唐の皇帝たちは王羲之の書を崇拝(すうはい)したので、王羲之の格調高い書風が広く浸透しました。太宗(たいそう)皇帝をはじめ、孫過庭(そんかてい)や李邕(りよう)らは、王羲之の書法に基づいた洗練された書法をよくしました。また、伝統的な書法から逸脱(いつだつ)した美しさを創出した懐素(かいそ)らも、異彩を放つ名品を残しています。 
このたびの展覧会では、唐の四大家である欧陽詢、虞世南、褚遂良、顔真卿をはじめ、唐の太宗皇帝、孫過庭や懐素など、唐時代を代表する書の名品、そして唐時代の貴重な肉筆資料である敦煌写経(とんこうしゃきょう)を、中村不折コレクションから紹介します。唐時代の華やかな書の華やかな書の数々を、どうぞたっぷりとご堪能ください。

なお、4月23日(火)から6月9日(日)まで、東京国立博物館東洋館第8室において『唐時代の書』が展示されます。あわせてご覧ください。

※期間中、一部展示替えがあります。

【ギャラリートーク】
日時:①4月21日(日) 10時〜/13時30分〜
   ②5月26日(日) 10時〜/13時30分〜
※会場が手狭なため、どちらも事前申込制で各回20名。
往復はがきの「往信用裏面」に、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号、年齢、希望日時を、「返信用表面」に郵便番号、住所、氏名を明記して下記までお申込み下さい。はがき1通につき1名の申込となります。聴講無料。ただし当日の観覧料が必要です。
申込先:〒110-0003 台東区根岸2-10-4 台東区立書道博物館 ギャラリートーク係 
締切:①4月10日(水)必着 ②5月15日(水)必着