あなたが知らない本当のミュシャ。

 

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このたび、日本テレビ開局60年特別美術展として2013年3月から森アーツセンターギャラリー(六本木)にて『ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展——パリの夢 モラヴィアの祈り』を開催いたします。 

アルフォンス・ミュシャ(1860〜1939)は、19世紀末を代表する画家であり、アール・ヌーヴォー様式の巨匠のひとりとして日本でも幅広い人気を誇る作家です。 

日本で最初の回顧展が開催されたのは1978年のことです。以来、数多くのミュシャ展が開催されてきました。その多くは、世紀末のパリ時代の作品や活動に焦点をおいたもの、または年代を追って構成されたものでした。 
日本テレビも2004年から2006年にかけてミュシャ展を開催し、ミュシャ本人の作家活動を総覧しました。 

本展は、ミュシャ財団の全面協力のもと、これまでの展覧会とは一線を画し、ミュシャの芸術家としての功績を通じて、作品のみならず、作家のコンセプトや芸術理念、さらには思想を考察するという斬新なものです。 

これまでより一歩踏み込んだ『ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展——パリの夢 モラヴィアの祈り』、ミュシャ財団が秘蔵するファミリーコレクションより、日本初公開作品を含む、珠玉の作品およそ240点が東京・六本木に集結。 
“あなたが知らない本当のミュシャ”に出会えるこの機会を、どうぞお見逃しなく! 

【展覧会構成】 
第1章|チェコ人 ミュシャ
 
 ミュシャの芸術の原点となる祖国愛をテーマとし、自画像、家族や友人のポートレイト、故郷イヴァンチッツェを題材とした作品で構成 

第2章|サラ・ベルナールとの出会い 
 サラとの出会いを軸に、ミュシャの表現に見られる演劇性、さらにイラストレーターとしてのキャリアからくる物語性を考察します。 

第3章|ミュシャ様式とアール・ヌーヴォー 
 ミュシャの広告ポスターやパッケージなど商業デザインを見ながら、その背景となるベル・エポックという時代、特に消費文化とマスメディアとの関わりを検討します。 

第4章|美の探求 
 装飾パネル画や油彩、素描などを見ながら、ミュシャ様式のメッセージ性とデザイン的な特色、さらにミュシャ様式の軸となる女性のイメージの変遷を考察。また、ミュシャが意識的に取り入れた「スラヴ的要素」とその意味も考えます。 

第5章|パリ万博と世紀末 
 パリ万国博覧会を軸に、博覧会やパリの著名な宝石商フーケに関わる作品と、人間性の暗部を表現主義的な手法で描くパステル画を対比させながら、ミュシャの光と影の世界を考察します。 

第6章|ミュシャの祈り 
 《スラヴ叙事詩》を軸に、プラハ市民会館の壁画の習作、祖国愛をテーマにした油彩やポスター、さらにミュシャ最後のプロジェクトである三部作(未完)、《理性の時代》《叡智の時代》《愛の時代》などを展示します。これらの作品を通して、パリ時代に確立されたミュシャ様式が、彼の思想伝達の手段としてどのように変遷していったかを考察します。 

参考:ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展 プレスリリース