ユネスコ三大遺産事業のひとつ「世界記憶遺産」に日本初登録!

 

oyakonyukou.jpg「世界記憶遺産」をご存知ですか? 
世界記憶遺産とは、ユネスコ(国連教育・科学・文化機関)が1992年に始めた事業。毀損(きそん)や消滅の危機に瀕した歴史的記録遺産(歴史的人物の直筆文書や楽譜、フィルムなど)を後世に残すべく最新デジタル技術を駆使して保全し、研究者や一般に広く公開することを目的としています。 

ユネスコには、無形文化遺産(主に伝統芸能など)・世界遺産(主に建物や自然など)もあり、世界記憶遺産と合わせて「三大遺産事業」と呼ばれています。 
この世界記憶遺産には、「マグナ・カルタ」「アンネの日記」「フランス人権宣言」「ベートーベンの第九交響曲の直筆楽譜」など、238点が世界各地から登録されています。 

日本で唯一の『世界記憶遺産』の登録 
日本が高度経済成長期を迎え、東京タワーが開業した昭和33年、66才となった元炭坑夫・山本作兵衛は絵筆を握り、炭坑労働者の仕事と生活を描き始めました。 

「相次ぐ炭坑の閉山によって失われた生活や作業や人情を孫たちに伝えておきたい———」自らの経験と記憶の中の光景をありのままに力強く描いた作兵衛の絵画や日記など697点が海外の専門家の目に留まり、2011年5月ユネスコの認定する「世界記憶遺産」に国内第1号として登録されています。 

本展は「世界記憶遺産」登録後、奇跡的に発見された作兵衛の原画約60点や遺品などを展示し、近代日本の産業発展を支えた炭坑の歴史を紹介するものです。
また、併せて作品が描き始められた昭和33年の時代背景を伝える当時の新聞記事や物品も合わせて展示し、大国へと飛躍する日本を振り返ります。