天心が救った神仏たち 国宝・重文14件展示!

 

tensin.jpg明治初年、政府は廃仏毀釈や文明開化の波によって、荒廃していた寺院や古美術品の保護に動き出しますが、文部官僚としてその実現に奔走したのが岡倉天心でした。

天心は古社寺保存法(現在の文化財保護法)の制定や帝国博物館(現在の東京国立博物館)の整備などその礎を築いています。
さらに天心は、明治31年創立した日本美術院に国宝彫刻修理の部門(天心没後「美術院」と改称)を設置、損傷した文化財を数多く保護しました。

この展覧会では、日本美術院による修理第一号で、天心が古社寺保存会委員として国宝指定に大きく関わった和歌山・熊野速玉大社の国宝「国常立命坐像」をはじめ、京都・平等院の「雲中供養菩薩像」など明治30年代に修理された仏像・神像を展示いたします。

また、美術院が修理に携わった茨城県内の仏像を修理図解と共に展示し、天心の文化財保護の精神と仏像修理の歩みを紹介します。
貴重な文化財を譲り伝えようと努力してきた多くの人々の思いを感じ取っていただければ幸いです。

【関連イベント】
◎記念シンポジウム「岡倉天心と文化財」

日時:10月13日(日)午後1時〜3時30分
パネリスト:西川杏太郎氏(公益財団法人美術院理事長)
      金子 啓明氏(興福寺国宝館館長)
      根立 研介氏(京都大学大学院教授)
会場:当館講堂(定員114名)
参加費:無料 *要予約、先着順
申込・問合:当館 0293-46-5311または館内総合受付

◎ガイドツアー「五浦史跡めぐり」
実施日:10月12日(土)〜11月24日(日)の土・日・祝日
時間:各日とも午後1時30分
集合場所:当館エントランスロビー
内容:
〈Aコース〉美術館(館内見学は含まず)→天心遺跡記念公園→天心墓地→旧天心邸・六角堂(約60分)
〈Bコース〉Aコース+五浦岬公園・映画「天心」ロケセット(約90分)
定員:各日20名程度
参加費:無料*五浦美術文化研究所の入館料が必要
    希望日の2週間前までに要予約
申込・問合:当館 0293-46-5311 FAX.0293-46-5711
*当館を見学する場合は、入館料が別途必要です

◎バスツアー
「雨引観音秘仏・本尊特別拝観と五浦美術館で国宝・重文を鑑賞する旅」
期日:11月16日(土)
講師:後藤道雄氏(茨城県文化財保護審議会委員)
定員:40名 
申込:株式会社 朝日旅行 03-6858-9811(9:30〜18:00平日のみ)

◎大観月会2013
茶会、邦楽コンサート、天心関連の座談会など多彩なイベントを2日間開催
期日:10月26日(土)・27(日)
会場:天心記念五浦美術館、茨城大学五浦美術文化研究所、五浦観光ホテルなど
問合:当館 0293-46-5311
   茨城大学五浦美術文化研究所 0293-46-0766

■映画会(講堂/入場無料/定員114名)
◇「おくりびと」2008年、カラー、日本
日時:10月20日(日)/午後2時〜
◇「若草物語」1949年、モノクロ、米国
日時:11月3日(日)/午後2時〜

■学芸員によるギャラリートーク
日時:11月2日(土)、11月17日(日)
各日午後1時30分〜(1時間程度)
集合場所:企画展示室入口 ※企画展入場券をご用意ください。

■岡倉天心記念室ガイドツアーのご案内
1日3回(午前11時、午後2時、午後3時30分)
当館ギャラリースタッフによる岡倉天心記念室の解説を行っています。

★11月13日(水)は茨城県民の日 どなたでも無料で観覧できます。