茨城洋画界の幕開け 辻永(ひさし) 中村彝(つね) そして…

 

hakugakai.jpg白牙会は、1924」年(大正13)年に水戸で誕生した美術グループです。茨城県内には美術館も、ギャラリーも、県展も無かった時代に若手洋画家3人が集まり、公会堂などを間借りしながら展覧会を開催しました。
会を支えたのは、ひとえに会員の情熱と努力です。前年の関東大震災により帰郷した彼らは、洋画をめぐる環境が東京と大きく隔たることを実感し、洋画の普及に務めることを決意しました。

初期には、中村彝、辻永ら東京で活躍中の作家に参加を呼びかけるなど工夫を重ねたところ、大いに話題を呼び、連日多数の来場者で賑わいました。
その後は県内から広く作品を公募して1953年までに計23回の展覧会を開催、のべ500名以上が出品しました。

本展でご紹介できる作家はごく一部ですが、当時の写真など諸資料を併せて展示し、会の全貌をご紹介します。
戦前の茨城で、美術をめぐり、何が起こっていたのか。本展会場で、ぜひご覧下さい。

【出品作家】
創立会員|菊池五郎、林正三、寺門幸蔵
圷豊三、飯田実、榎戸庄衛、小又光、蔭山秋穂、香取徳、木内克、熊岡美彦、栗原信、後藤清一、小堀進、斉藤久子、斉藤勇太郎、酒泉淳、柴田三千春、鈴木清一、鈴木良三、辻永、鶴岡義雄、永瀬義郎、中村彝、仁平有美、服部正一郎、平野逸郎、廣原長七郎、福田義之助、福原達朗、本郷淳、峯岸義太、森谷譲太郎、森山朝光、和知忠恒
 

■講演会
11月3日(日)「茨城の近現代美術と白牙会の作家たち」
講師:小泉晋弥氏(茨城大学教授)時間:午後1時30分から
会場:茨城県つくば美術館 2階講座室
参加自由、入場無料、定員30名

■土曜講座
10月12日(土)「一足お先に企画展をご案内!白牙会って何!?」
11月09日(土)「美術館のはじまり—茨城、そして国内では…。」
担当:吉田衣里(つくば美術館学芸員) 時間:午後1時30分から
会場:茨城県つくば美術館 2階講座室
参加自由、入場無料、定員30名

■ギャラリートーク
10月26日(土)、11月17日(日)、11月30日(土)
時間:各日午後1時30分から
会場:茨城県つくば美術館 展示室
参加自由、入場券をお持ちのご参加ください。