砂漠に生きる人々が生み出した文化には、私たちのこれからの生き方を考えるヒントがある

 

sabaku.jpgこの展覧会では、砂漠という過酷な環境を生きる人間や動物、植物の姿を紹介します。砂漠では、動物や植物は体を変化させて環境に適応し、ヒトはそれを利用して暮らしています。そして砂漠に生きる人々が生み出した文化には、私たちのこれからの生き方を考えるヒントがあるのです。

◆砂漠を生き抜く知恵 その1
サハラ砂漠オアシスに暮らす —アルジェリア—

乾燥地のサハラ・オアシスでは、水を分かち合う知恵や技術が育まれてきました。フォッガーラと呼ばれる地下水路、水を無駄なく分配するカスリーの仕組み、水を有効に使うナツメヤシ農園を紹介します。

◆砂漠を生き抜く知恵 その2
紅海沿岸に暮らす —スーダン—

ラクダの群れがマングローブを求めてサンゴ礁原(しょうげん)を渡っていく!砂漠が海に接する沿岸域は、生物が集まってくる不思議な場所です。狩猟、採集、漁撈(ぎょろう)、牧畜、農耕といった多様な暮らしを取り上げます。

◆砂漠を生き抜く知恵 その3
ナイル河岸に暮らす —エジプト—

古代エジプト時代から現代に至るまで、ナイルから汲んだ水を冷たく保つ生活用品として、素焼きの水壷は使われ続けてきました。中世に発達した給排水施設と共にその仕組みを紹介します。

◆砂漠を生き抜く知恵 その4
砂嵐の大地に暮らす —サウジアラビア—

石つぶを投げ、鳥を追い払いながら畑で時間を過ごす…。そんな老農夫が21世紀のサウジアラビアにもいます。砂漠を生き抜く達人たち一人一人の声に触れながら、地域の現在と未来を考えます。

■実験講座「砂の不思議の実験」
砂を使ったいろいろな実験ができます。
日時:12月21日(土) 13:30〜16:00
場所:地球館3階実験実習室
講師:神近牧男(鳥取砂丘ジオパークセンター)
   河合隆行(新潟大学 災害・復興科学研究所)
対象:小学生以上(低学年は保護者同伴)

■講演会「砂漠を生き抜く —人間・動物・植物の知恵—」
日時:12月22日(日) 13:30〜15:30
場所:日本館2階講堂
講師:篠田謙一(国立科学博物館人類研究部)
   坂田 隆(石巻専修大学理工学部)
   中島敦司(和歌山大学システム工学部)
   縄田浩志(秋田大学新学部創設準備室)

■実験講座「砂漠のオアシスに湧きでる泉の科学」
砂の中の水の流れを観察できます。
日時:1月5日(日) 13:30〜15:00
場所:地球館3階実験実習室
講師:安田 裕(鳥取大学乾燥地研究センター)
   齊藤忠臣(鳥取大学農学部)
対象:小学5年生以上

※このほかにも民族衣装試着会や講演会を開催予定です。
★申込方法など詳細は国立科学博物館ホームページをご確認ください。