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総数約200点を通しフジタの人物像と多様な創作活動にあらためて焦点をあてる

裸婦に代表される「乳白色の肌」で人々を魅了する画家レオナール・フジタ(藤田嗣治 1886-1968)。「レオナール」という名は、ルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチのフランス語名にあやかって1959年に命名された洗礼名です。
エコール・ド・パリの画家として活躍した1920年代、フジタは裸婦のほか自画像や猫を主題とした作品によって、当時のパリ画壇で最も人気のある画家の一人となりました。

その後、第二次世界大戦中を日本で過ごし、戦後パリに戻ると、子どもを主なテーマとして創作活動を再開しました。とりわけ1958年から1959年にかけて制作したさまざまな仕事を行う子どもたちの姿を描いた連作〈小さな職人たち〉などタイル画のシリーズは、フジタの自由な発想にあふれる作品群であり、彼の理想の生活、そして豊かに彩ろうとした日々の暮らしを垣間見せるものです。

本展では、フジタ作品の国内最大級のコレクションを有するポーラ美術館の所蔵作品約170点を中心に、国内の美術館や個人蔵によるフジタの「乳白色の肌」による油彩画や素描、フジタが最晩年に暮らしたフランス、エソンヌ県のメゾン=アトリエ・フジタに保管されているマケット(建築模型)や、アトリエで制作するフジタの姿を撮影した写真家、土門拳と阿部徹雄の写真など総数約200点を通して、フジタの人物像と多様な創作活動にあらためて焦点をあてるものです。

【展覧会のみどころ】
1. レオナール・フジタの国内最大級コレクションを有するポーラ美術館の収蔵作品を中心に、時代を追って、戦前、戦後のエピソードを交えながら展観。
ポーラ美術館のフジタ・コレクションを他館でまとめて紹介するのは初の試み。

2. 渡仏後まもないフジタに多大な影響を与えたアンリ・ルソーのほか、彼の良き仲間であり、画家としてライバルであったモディリアーニ、パスキン、キスリングなどの作品を合わせて紹介。

3. フジタが1920年代に完成させ、彼をエコール・ド・パリの寵児へと押し上げた「素晴らしき乳白色」の成り立ちとその後の展開を紹介。

4. 戦後、フランスに帰化した後、パリのアトリエの壁に飾っていた連作〈小さな職人たち〉95点を一挙公開。

5. フジタが晩年を過ごしたパリ郊外のエソンヌ県のアトリエで発見された木製のスペイン扉を初公開。その扉に飾られていた、子どもたちを主題としたパネル画37点も合わせて紹介。

6. フジタの素顔をとらえた貴重な写真を公開。土門拳は、太平洋戦争開戦の年(1941年)からおよそ8年間、50代半ばから62歳までのフジタの姿をアトリエで断続的に撮影した。一方、阿部徹雄は、パリに永住してから君代夫人と穏かな日々を過ごす晩年のフジタの素顔をとらえた。

レオナール・フジタ―ポーラ美術館コレクションを中心に
期間:2013年8月10日(土)〜10月14日(月・祝) 
時間:10:00〜19:00[入館は18時30分まで] 
毎週金・土曜日は21時まで[入館は20時30分まで] 
休館:会期中無休 
料金:当日一般1,300円/大学・高校生900円/中学・小学生600円
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム 
http://www.bunkamura.co.jp/museum/ 
場所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F 
交通:JR「渋谷駅」ハチ公口より徒歩7分 
問合:03-5777-8600(ハローダイヤル) 
   http://www.tbs.co.jp/leonardfoujitaten/