最盛期1960年代の名作をまとまった形で紹介する初のアメリカン・ポップ・アート展

アメリカ合衆国コロラド州を本拠地とするジョン・アンド・キミコ・パワーズ夫妻は、日本美術および現代美術の両分野における、世界有数のコレクターとして知られています。特にポップ・アートにおいては、アメリカにおけるその黎明期である1960年代から、パトロンおよびコレクターとしての積極的な活動により、アート・シーンに大きく貢献してきました。夫妻は、ポップ・アートがまだ評価を確立する以前からその真価を見抜き、作家を直接支援することによって、現在見るような個人コレクションとしては世界最大級のポップ・アート・コレクションを築き上げたのです。
1999年にジョン・パワーズ氏が亡くなった後も、キミコ夫人は積極的な活動を続け、2011年秋にはジャスパー・ジョーンズの版画の研究・公開・普及などを行うパワーズ・アート・センターがオープンしています。

パワーズ夫妻のコレクションは、アンディ・ウォーホルの最重要作品の一つ《200個のキャンベル・スープ缶》をはじめ、ロイ・リキテンスタイン、クレス・オルデンバーグ、ジェイムズ・ローゼンクイスト、トム・ウェッセルマンら、アメリカン・ポップ・アートの巨匠たち、そしてロバート・ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズら先駆者たちの、代表作の数々を含んでいます。しかしながら、本国アメリカ合衆国の美術館でも、その全貌を紹介する機会が持たれたことは一度もありませんでした。

アメリカのポップ・アートは、1960年代以降、21世紀の現在に至るまで、美術にとどまらずさまざまな分野において、今を生きる文化が生み出される前提の一つであり続けています。1960年代におけるその最盛期の名作をまとまった形で紹介する展覧会は、わが国においてもほとんど開催されたことがありません。今回の展覧会は、ポップ・アートの魅力と真価を紹介したいと願う、主催者の熱意と、日本出身であるキミコ夫人の母国に対する思いが出会うことによって、初めて可能となったプロジェクトです。アンディ・ウォーホルをはじめとする巨匠たちの熱気あふれる芸術に触れる、待望久しい貴重な機会となることでしょう。

[展覧会の見どころ]
◎アンディ・ウォーホルの最高傑作《200個のキャンベル・スープ缶》を日本初公開。
◎アメリカン・ポップ・アートの個人コレクションとしては世界最大級のパワーズ・コレクションの全貌を、世界で初めてまとまった形で紹介。
◎ポップ・アートの黎明期からパトロンとして支援してきた夫妻と作家たちとの交友をものがたる作品を紹介。
◎ウォーホル、リキテンスタイン、オルデンバーグ、ローゼンクイスト、ウェッセルマン、ラウシェンバーグ、ジョーンズら、巨匠たちの1960年代の代表作を含め、絵画、彫刻、素描、版画、マルティプル等、約200点により、アメリカン・ポップ・アートを総合的に紹介。
 

アメリカン・ポップ・アート展
会期:2013年8月7日(水)~10月21日(月)
時間:10:00~18:00 金曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
休館:毎週火曜日
料金:一般1500円/大学生1200円/高校生800円/中学生以下無料
※8/9(金)・10(土)・11(日)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
会場:国立新美術館 企画展示室2E
場所:東京都港区六本木7-22-2
交通:東京メトロ千代田線「乃木坂駅」改札6出口より美術館直結 
   東京メトロ日比谷線「六本木駅」4a出口より徒歩約5分 
   都営地下鉄大江戸線「六本木駅」7出口より徒歩約4分
問合:ハローダイヤル 03-5777-8600
   展覧会ホームページ: http://www.tbs.co.jp/american-pop-art2013/