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江戸東京博物館開館20周年記念特別展 大江戸と洛中~アジアのなかの都市景観~

両国にある江戸東京博物館で、開館20周年記念特別展の最後を飾る「大江戸と洛中〜アジアのなかの都市景観〜」が開催されています。「江戸時代の代表的な都市は」と問えば、誰もが江戸と京都をあげるでしょう。江戸そして京都の都市設計を鍵にして、アジアそして世界を意識した視点でみつめ、江戸時代の都市を考える展覧会です。

[概要]
プロローグ は、江戸時代の列島の都市を概観します。

1章 世界の都市
日本で制作された世界の様子を描いた絵画として、屏風に仕立てられた絵画などで、江戸時代では、世界の都市をどう認識していたか知ることができ、逆に当時に制作された日本列島を描いた地図は、日本が世界からどのように認識されていたかも示しています。第1章では、都市について海外からもたらされた知識、また海外へ発信した情報を展示しています。

2章 洛中への系譜~都市の中心と周辺~
アジアの都市は中国の都市づくりの影響を受けています。例えば、北京やソウルです。日本では平城京や平安京が著名です。宮殿と条坊の組み合わせは、アジアの各都市でも、いつの時代にも見ることができた共通事項です。 展示作品を通して、京都はアジアの都市づくりが直接に影響を与えた都市であることを確認していきます。

3章 将軍の都市~霊廟と東照宮~
大都市江戸を考える上で、徳川秀忠そして家光が行った拡張工事は大きな画期でした。都市の中心には堀や石垣を普請し、御殿や天守を建てました。江戸は都市を取り囲む堀を構えました。また、『周礼』考工記は祖先や神を祀ることを記載していました。江戸では東照宮や霊廟など徳川家にかかわる神社や墓域を造営しており、アジアで展開した都市づくりの系譜のなかで捉えることができます。 本章では都市江戸のなかにアジアの都市と共通する点と異なった側面を紹介します。

エピローグ ~都市図屏風~
江戸は日本の中心として巨大な都市となりました。同時に列島には京都をはじめ堺や博多などの大都市があり、大名の拠点となった都市もありました。これらの大名の構えた都市は、多くは江戸と同じように、中心に天守や御殿を構え、惣構も築いていました。 列島の各地の都市の様子を描く都市図屏風には、江戸とも異なる様相も描かれています。都市図屏風は多様な景観を表現しています。

⟨新入り編集部員みかんのおすすめ情報⟩
こんにちは、みかんです。かつては江戸城にあった「紅葉山東照宮」ですが、今はありません。2013年10月に「紅葉山東照宮」の遺物である「御簾」が、岡山県津山市の郷土博物館で発見され、ちょっとした話題になりました。その「御簾」は、本展のみどころの一つですが、その「御簾」の上部に中国のめでたい「瑞獣」である龍、麒麟、天馬、獅子が並んでいます。かわいいです。それがミュージアムショップでピンバッジで売っていました。残念ながら龍と天馬しかないのですが〜。(麒麟が欲しかったです) それにしても、お城好き、古地図好き、そして鎧好きの人には、たまらない展示となっています〜。

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※写真は、江戸東京博物館の特別の許可をいただいて撮影しました。

大江戸と洛中 
~アジアのなかの都市景観~

会期:2014年5月11日(日)まで
時間:9:30〜17:30 土曜日は19:30まで
   ※入館は閉館の30分前まで
休館:5月7日および毎週月曜日(ただし、4月28日・5月5日は開館)
料金:一般 1,300円/大学生・専門学校生 1,040円/
   中学生(都外)・高校生 ・65歳以上 650円/
   小学生・中学生(都内) 650円
会場:江戸東京博物館 1階展示室 
場所:東京都墨田区横網1-4-1
交通:JR 総武線「両国」駅西口、徒歩3分、
   都営地下鉄大江戸線「両国駅(江戸東京博物館前)」A4出口、
   徒歩1分
問合:江戸東京博物館 03-3626-9974
   http://www.edo-tokyo-museum.or.jp