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時代は明治40年代。若き雑誌記者・里美高広と友人の天才絵師・有村礼が謎を解いてゆく帝都探偵絵図もシリーズ3を迎えました。
明治40年代は、作中に出てくるホームズとワトソンの事件がストランドマガジンに掲載された時代と同時代なんですね。

今回はある代議士夫人の影が盗まれたという不可思議な事件と帝都を騒がす怪盗ロータスが暗躍する表題作。美術祭に脅迫状が届く「美術祭異聞」など書き下ろし含む六編のミステリーが登場します。

明治という時代の社会・出来事を実に見事に活写し、そこに生きる人々を描くミステリーシリーズ。どれから読み始めても楽しめるが、できたら第1作品から読むことをおすすめします。

帝都探偵絵図1『人魚は空に還る』創元推理文庫刊
帝都探偵絵図2『世界記憶コンクール』創元推理文庫刊