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神戸女学院で生まれ、東京音楽学校教授として活躍したピアニスト小倉末子 

往年の花形ピアニスト小倉末子(1891〜1944)は、海外で認められた最初のピアニストである。日本最古の音楽教育機関の一つである神戸女学院音楽部に学んだ後、東京音楽学校(現在の東京藝術大学音楽学部)を経てドイツからアメリカに渡って活躍し、ピアニストとして評価を得た。 

1916年に東京音楽学校講師として呼び戻され、翌1917年から1944年まで27年間にわたって同校ピアノ教授として活躍した。その間、「洋琴楽発達研究演奏会」全6回を行って、ラモーやクープランといったバロックの鍵盤曲から、ドビュッシーやシェーンベルク等の現代曲に至るまで、300年にわたるピアノ音楽の歴史を一人で弾き切るなど、大きな功績を残した。 

本企画では、神戸女学校時代(1905〜1911年)から、ベルリンへの留学(1912〜1914年)、アメリカでの活躍(1914〜1916年)、帰国後の東京音楽学校時代(1916〜1944年)に至るまで、その生涯と演奏活動を展示で再構成すると共に、小倉末子が東京音楽学校の同僚等と舞台で演奏した室内楽曲を集めたコンサートを行うことによって、その芸術的功績を検証する。 

小倉末子は1911年10月21日、東京音楽学校学友会秋季演奏会で初めて奏楽堂の舞台で演奏しており、2011年はそれから丁度100年目の記念の年にあたる。 
 

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[記念室内楽コンサート] 
◆『2台のピアノ』 11/3(木・祝)午後3時開演  
○モーツァルト 〈2台のピアノのためのソナタ〉二長調 K.448(375a) 
 第1ピアノ:山上 明美、第2ピアノ:江口 玲 
○ラフマニノフ 〈2台のピアノのための組曲〉第2番 作品17 
 第1ピアノ:白石 光隆、第2ピアノ:江口 玲 
○サン=サーンス ピアノ二重奏〈ベートーヴェンの主題による変奏曲〉作品35 
 第1ピアノ:江口 玲、第2ピアノ:白石 光隆  

◆『弦楽とピアノのアンサンブル』11/23(水・祝)午後3時開演 
○シューベルト 〈ロンド・ブリリアント〉ロ短調 作品70 D.895 
 ヴァイオリン:辻井 淳、ピアノ:植田 克己 
○フランク 〈ヴァイオリン・ソナタ〉イ長調 
 ヴァイオリン:辻井 淳、ピアノ:植田 克己 
○チャイコフスキー ピアノ・トリオ〈大芸術家の生涯〉イ短調 作品50
 ヴァイオリン:辻井 淳、チェロ:林 裕、ピアノ:山上 明美 

司 会:津上智実(神戸女学院大学教授) 
入場料:各回3,000円 (※未就学児の入場はご遠慮ください) 
会 場:台東区立 旧東京音楽学校奏楽堂 

ピアニスト小倉末子と東京音楽学校展 
期間    2011年10月30日(日)〜12月11日(日) 
公開日   日・火・木曜日(水・金・土曜日はホール使用のない場合公開)※午前中のみ公開の場合もあります。詳しくはホームページかお問合せください 
時間    9:30〜16:30 
入館料   一般300円/小・中学生100円 
会場    台東区旧東京音楽学校奏楽堂 
所在地   東京都台東区上野公園8-43 
アクセス  JR「上野駅」公園口より徒歩約10分 
お問合せ  旧東京音楽学校奏楽堂 03-3824-1988 
      http://www.taitocity.net/taito/sougakudou/